Forester 2.0D X Swissを購入し納得するまでの長い道のり(2)

後席を外して掃除コンプリートの図。はじめはここに犬の毛がびっしりたまっていた!

室内が埃っぽいという原因のひとつが犬車であることをつきとめた。ディーラーには「これは確かに禁煙車だが犬車ではないか。事前に説明すべきであるし、分かっていたら絶対に買わなかった。返金または車を交換してもらえるか?」と交渉した。

すると、とにかく持ってくるように。問題は解決するからとのこと。ほんまかと思いながらディーラーに赴き説明したところ、オゾン脱臭を試すとのこと。この時はほとんど返金に自分の気持ちが傾いていたのだが、この度だけは信用してみようと思った。相手はスバルディーラー歴うん十年のベテランであるし、こちらの顧客はとにかく自分の要望をかなえようと必死になるので有名だから、今回だけは自分も必死になってみようと思った。

ディーラーに赴くまでに室内を徹底的に清掃した。先輩たちの情報を色々と参考にさせていただいた。たとえばこちらはラゲッジルーム分解の方法を勉強させていただいたし、定番のみんカラのこのページは(左右逆ではあるが)センターコンソールを取り外し清掃するためにたいへん参考になった。

あとはオゾン脱臭の効果であるが、12月半ばに施工してもらったのだがそれなりに匂いは消えている。しかし、やはり埃っぽいのは取れないのである(続く)

Forester 2.0D X Swissを購入し納得するまでの長い道のり(1)

1年間スイスに長期出張している。少々悩んだがこちらでも車を購入することにした。色々とあったのだが購入後2ヶ月でようやく納得できる状態になった。ここまでの経過を誰かの参考になるかと思い書き連ねておく。

  1. どの車にするか
    欧州車も良いと思ったが、ここはやはりヨーロッパでしか乗れないスバル車にしようと思い、Boxer Diesel搭載車種を狙うことにする。
  2. 予算
    特に根拠はないのだが10000CHFまで(日本円で100万円ていど)。
  3. 中古車を探す。
    もちろん新車は無理なので(これはもしかしたら浅はかだったかもしれないが後述する)中古車に狙いを絞る。スイスでは autoscout24 が使いやすい。他に tutti.ch という何でも売買するヤフオクみたいなサイトもあるが、autoscout24かつディーラーが出品しているものにする(これが後になって効いた)。地域、予算、Diesel、SUBARUなどのクエリで自ずと数台に絞られてくる。
  4. 問い合わせと試乗
    絞られた数台を所有するディーラーにメールで問い合わせ、2つのディーラーに下見に行くことにした。2台のSHフォレスター、2.0D X Swiss 6MTに試乗した。走行距離97000kmで前のオーナーが大切にしていたのが良く分かる2010年1月登録、他方は走行距離が140000以上だが2011年型である。当然走行距離が多い方が予算内である。また、2010年型はEuro4だが2011年型はEuro5である。心は環境に優しく、安価な方をEuro5、2011年型に傾いた。
  5. 契約
    と言っても署名し、これからどうなるかの説明を受けるだけである。署名しただけでは車を乗って帰れるわけではない。スイスでは「人」に「ナンバープレート」が対応しており、ディーラーからカントンの交通局にデータを送り、ナンバープレートを受け取る。また、任意保険が事実上必須であり(強制保険というものはないように見える)、その手続きもディーラーでやってもらえた。つまり、ナンバープレートがディーラーに来るまで乗ることはできない。契約後1週間ていどでディーラーから連絡があり、車を受け取ることができた。
  6. 諸費用
    車の代金の他に必要な費用は、
    任意保険年額1200CHFていど
    道路税 年額600CHFていど(まず購入時に年末までの40CHFを払い、年明けに残りの請求がカントンから来た)、これに加えEuro5なので10%割増。Euro6の場合は不問なのかもしれない。
    ナンバープレート代 90CHF
    と、けっこうな額になった。

ここまでが完了したのが2016年12月はじめ。よく考えてみると初めての中古車であった。だいたい初めての経験の際というのは見落しがあるものである。

とにかく室内が埃っぽいのである。試乗の時には特に気にはならなかったのが不思議である。とにかく納得できないので室内を徹底して掃除した。後席を外すと、何と犬の毛がたまっているではないか。つまりこの車のオーナーは犬を乗せていたということになる。ああどうしよう…(続く)。