まさにこの記事で解説されている事象でハマっていたのでメモ。
dhcp server rfc2131 compliant except use-clientid
こうすると既存の予約情報がすべて吹き飛んでしまうのでここの設定例DまたはEでやり直すこと!
IPoE環境では公開できるポートが限られている(参考)。
# show nat descriptor address 20000
NAT/IPマスカレード 動作タイプ : 2
参照NATディスクリプタ : 20000, 適用インタフェース : TUNNEL[1](1)
Masqueradeテーブル
外側アドレス: map-e/XXX.XXX.XXX.XXX
ポート範囲: 1280-1295, 2304-2319, 3328-3343, 4352-4367, 5376-5391, 6400-641
5, 7424-7439, 8448-8463, 9472-9487, 10496-10511, 11520-11535, 12544-12559, 1356
8-13583, 14592-14607, 15616-15631, 16640-16655, 17664-17679, 18688-18703, 19712
-19727, 20736-20751, 21760-21775, 22784-22799, 23808-23823, 24832-24847, 25856-
25871, 26880-26895, 27904-27919, 28928-28943, 29952-29967, 30976-30991, 32000-3
2015, 33024-33039, 34048-34063, 35072-35087, 36096-36111, 37120-37135, 38144-38
159, 39168-39183, 40192-40207, 41216-41231, 42240-42255, 43264-43279, 44288-443
03, 45312-45327, 46336-46351, 47360-47375, 48384-48399, 49408-49423, 50432-5044
7, 51456-51471, 52480-52495, 53504-53519, 54528-54543, 55552-55567, 56576-56591
, 57600-57615, 58624-58639, 59648-59663, 60672-60687, 61696-61711, 62720-62735,
63744-63759, 64768-64783 67 セッション
プロトコル 内側アドレス 宛先 マスカレード 種別
TCP 192.168.X.11.22 *.*.*.*.* 12** static
TCP 192.168.X.2.8080 *.*.*.*.* 12** static
-*- -*- -*- -*- -*- -*- -*- -*- -*- -*- -*-
そこでVPN接続のためだけにPPPoEのセッションを張ることにする。かんたん設定でOK。
# show status pp 1
PP[01]:
説明: PPPoE
PPPoEセッションは接続されています
接続相手: BAS
通信時間: 2日11時間50分4秒
受信: 41781 パケット [3957142 オクテット] 負荷: 0.0%
送信: 27096 パケット [5798334 オクテット] 負荷: 0.0%
累積時間: 2日11時間50分4秒
PPPオプション
LCP Local: Magic-Number MRU, Remote: CHAP Magic-Number MRU
IPCP Local: IP-Address Primary-DNS(210.145.254.125) Secondary-DNS(221.113.1
39.245), Remote: IP-Address
PP IP Address Local: YYY.YYY.YYY.YYY, Remote: ZZZ.ZZZ.ZZZ.ZZZ
CCP: None
L2TP/IPsecについてかんたん設定でOK。認証に何を使うのか(PAP/CHAP/MS-CHAP)覚えておくこと。この設定をクライアント側にも反映しないと接続できなくなる。
次に、VPNだけPPPoE側を通るような設定を入れる。ゲートウェイを追加し、フィルター型のルーティングを追加する(参考サイト)。L2TP/IPsecを通すために以下のようにする。この設定をしても最初は接続できず試行錯誤した。もしかしたらフィルターの評価順がクリティカルなのかもしれない。
ip route default gateway tunnel 1 gateway pp 1 filter 500001 500002 500004 5000
03
ip filter 500001 pass * * udp 500 *
ip filter 500002 pass * * udp 4500 *
ip filter 500003 pass * * udp 1701 *
ip filter 500004 pass * * esp
クライアント側の設定。事前共有鍵を用いたL2TP/IPsecを指定すればAndroidでは特に何も設定しなくてもよかった。Windowsではデフォルトの設定ではNGで、オプションで「暗号化必須」「CHAPまたはPAP」を指定する必要があった。
トラブルシュートはYAMAHAのサイトが詳しい。