前々からメーリングリストを運営したかったのだが、マネージャソフトを何にするか考えると二の足を踏んでいた。当初 Web-baseのMLMであるmailmanを使おうと考えたのだが、ちょっと調べて ecartis を採用することにした。
が、あまりにも情報が無さすぎる。その上、exim4 との組み合わせとなると尚更。結局、
[Exim] Using Ecartis mailing list manager with Exim 4
を参考にしてMLの配送は可能になった。
具体的には、/etc/exim4/exim4.conf.template の「router」セクションと「transport」セクションにecartis 用の定義を追加する必要がある。
注意すべきなのは、routerの定義は「ORDER DOES MATTER」であるということ。また、このドキュメントはローカルドメインとは異なるメーリングリストを運営することを意識して書かれているということ。
/etc/exim4/exim4.conf.templateのdiffは以下の通り。
<
1140,1152d1138
< ecartis:
< driver = accept
< domains = +local_domains
< local_parts = ecartis
< transport = ecartis_pipe
<
< mailing_lists:
< driver = accept
< local_part_suffix = -requests : -repost : -admins : -moderators : -bounce
< local_part_suffix_optional
< require_files = /var/lib/ecartis/lists/$local_part
< domains = +local_domains
< transport = ecartis_pipe
1196,1200d1181
< ecartis_pipe:
< driver = pipe
< return_output
< command = /root/run_ecartis.sh
<
また、/var/lib/ecartis 以下のパーミッションにも注意する必要があった。
以下のページも参考になった。
[Exim] require_files permission problem